haruの窓

北海道発

最後のつとめ

 最後の勤めの日。

 朝7時過ぎに実家を出る。

 昨日のうちに仕事場の整理をほとんど終えていたので、今日は時に予定は入っていないが、一応、一番お世話になったところにはケーキを持って行く。女の子二人には喜ばれる。

 仕事場も新年度に向けて模様替え。朝から大騒ぎをしながら行っている。しかし、今日は俺はやることもなく暇。

 住宅の最後の整理をしている妻を連れて,昼食に。このところ立て続けにつれていくものだから、ここはいいわね。小さな町なのに,ちょっとした食べるところがたくさんあるんだと。

 コロッケ2種類と,野菜サラダ、半ライス、蕎麦の小がついているものだから、食べきれないらしい。


 1時間ほどして帰ってくると、昨日の報告。
 突発性顔面神経麻痺と診断された職員に引率した仲間が戻ってくる。

 
 医者の話では、3回の点滴を行い、その後2週間は安静にしてほしいこと。その期間は投薬治療となり、それが過ぎると仕事に復帰が可能とのこと。そして、完治するまでにはあと2週間、1ヶ月が必要だと。

 昨日の話では、長期にわたるようなら,何とか頼み込んだ、新しい職場での仕事を断ることも視野に入れていただけに、2週間の欠勤ならば何とか新しい職場の長に頼むことも出来るので,早速電話。


 お願いをする。
 よかった。


 6時半過ぎ、職員に挨拶をして職場を出る。なんか淡々としたものだった。