haruの窓

北海道発

事故その後

言葉のやりとりや、ちょっとした把握の食い違いというものはおおきな出来事になってしまうことがある。それが、先日の事故の対応。

困ったことになりましたと同僚が話すには、保険会社には、こちら側は悪くないので、10:0を主張し、しかも、次の日から、腕が何となくだるくなったので、病院に通院したために、病院から薬を出してもらっている。だから、人身事故扱いにしてほしいという要求を出されて、すっかり参っている様子である。

これは、完全に初期対応がまずさがこのようなことに発展した良い例である。


同僚に聞くと、彼女の運転が交差点の中央を割ってこちら側に滑ってきたので、慌ててブレーキをかけたが間に合わずに衝突したという。しかし、彼女の認識では、同僚が滑って来たのでよけきれずに衝突したというもの。

何とか折り合いを付けなけれは、いたずらに長引くことにもなりかねないので、お互いが主張を繰り返しているだけではまずいと、保険会社には前例がないかも知れぬが、当事者同士で顔をつきあわせて会った方が良いこと、それには俺も同席することを話す。

そして、意に沿わないこともあるだろうが、折れることも必要であることも告げておく。


さて、今日,5時半にこちらの職場に来ると言うことが決まる。こちらの当事者と相手の夫妻、そしてその夫妻の奥さんの上司と私で会う。


あらかじめ駐在所に出向き,先日の事故状況をどのように把握しているのかを聞くと、どうやら、彼の言い分とは異なるように把握しているようである。駐在が把握が前提となるので、その最初の段階から認識が違うことは、こちら側としては謝罪せざるを得ないことを告げる。彼は、不満げだが、あくまでも主張すると解決しないことを認めさせる。

私から,今回のように話し合う機会を持つようになったきっかけを話し、相手の言い分を聞くこととする。彼は多くを語らなかったが、電話での最初の対応のまずさと、機械的に保険会社に任せてしまうような言動を詫びた。

奥さんもいい人である。たいしたことないんだから,穏便にと職場で話していたようである。そして、旦那さんは、電話でのやりとりで、ついかっとなってしまい、それが、喧嘩口調となり、保険会社にも、事故割合が10:0でなければ認めないと言うことを言ってしまったことを詫びてくる。

安心した。何とか和解にこぎつけ、お互いが今日のことを基にして保険会社に話をすることを確認する。

これであとはうまくいくだろう。彼には、この2・3日は心ここにあらずの状態だったので、それから抜け出して、いつものように全力で走り抜けてくれるだろう。

良かった。