haruの窓

北海道発

ある焼き肉屋

下の娘がピアノを終えるのを待ち、札幌の叔父宅に。退職後1度伺いたかったのが延び延びになっていたもので、家の畑でとれたアスパラなどを持って行く。

故郷のニシン漁に興味を持った人が、その近郊の寺を調べてたくさんの資料を送ってよこしたと、見せて貰う。生まれ育った村の寺や東北以北一の大きさを誇る大仏の由来やその寺にまつわる話などが記してある。

本業を投げ打ってのその熱意には負ける。ゆっくりと見ておきたいと思う。


その足で、由仁へ。
今回は4月の引越の時よりもスムーズに速く着く。早速ユン二の湯に行く。駐車場の車の数の多いこと。その湯は、宿泊客や食事客などがたくさん来館しているようだ。ジンギスカンコーナーでは、いくつかの団体が食べ飲んでいる。近くに、パークゴルフ場もありそこは随分人気があるようだ。

そんなこんなで、この場所は名前を知られたのだろう。それと、明日行く予定の由仁ガーデンもある。


ゆっくり温泉につかる。ハーブ湯や、茶色い色の湯。それほど大きくはないが、入浴客の回転が速いようだ。


その後、食事に出かける。

目当てにしていたホルモン屋が閉店間際でしかも最終オーダーまで15分と言うこともあり、ムッとして店を出る。店内は客が多かったが、乱雑に脱ぎ散らかされた履き物や、店に入ってもいらっしゃいの挨拶もない雰囲気に嫌気がさしたのも事実。


近くにある昔からの古い焼き肉屋に入る。おばあちゃんひとりで切り盛りしている店で、壁は大きなカレンダーなどの裏の紙とおぼしき紙が貼られ、店内はまるで昭和30年代(その時代に焼き肉屋に入ったことはないが、初めて入った大学時代は40年代だから、その店と比較して)

席の机の真ん中には穴が開けられ、どのように肉を焼くのかと思っていると、懐かしい七輪がその穴の中に置かれる。

 


果たしてどんなものが出てくるのかと思っていたが、頼んだ肉類は柔らかく美味しいし、生ビールが一杯400円という破格の値段が嬉しい。もうもうと煙り立つこんな焼き肉もいい。温泉帰りだが女3人もまあ嫌そうではない。美味しく食べる。


勘定はと思っていたが、7千円ほど。驚くほど安い。一人2000円もかからない。