haruの窓

北海道発

始末

今までは、出来るならば関わりを少なくしてきたことの一つが、親をどう看取っていくかと言うこと。

現職の時は、それなりに忙しく、問題解決の最優先課題ではなかったものが、退職後は、否が応でもそれに直面せざるを得なくなる。


狭い職場の中は、同世代の者ばかり。
目下の話題は、親の介護。

AさんやBさんの母親は、一人暮らし。
今までデーサービスを利用したこともなく、ましてや施設に入ることなく暮らしてきたのだが、最近、自分の始末が出来そうにない状態が続いているという。

風呂にも入らず、食事すら満足に食べていない、掃除すらしないで。

Aさんの母親などは、体重が32キロにまで落ち、アルツファイマーが進行しているという。
Bさんの親は頑固で、Bさんもつい感情的になるらしい。当然、何ら解決しないまま日が過ぎるようだ。


誰しも老いるものだし、それを克服して生きていくことなど出来ないものだ。
それから逃げずに、向き合うしかないのだろう。
理屈で向き合うのではなく、目の前の現実に向き合うしかないのだ。


どう親を看取り、自分の老いをどう迎えるか。
悩むことも多い、大きなエネルギーが必要だが、始末をつけていかねばならないのだ。