haruの窓

北海道発

転院

休みを取り、伯母の病院の転院をする。

今度の病院は、療養型の病院。

この病院での打合せの時、相談員から、

病院には3種類の病院がありますと。

ひとつは、積極的に治療や手術をしていく病院

二つ目は、リハビリを中心にする病院

そして三つ目は、療養型の病院だと。

 

奇跡的に持ち直した伯母は、自分では食べ物を食べることが出来ず、

C-Vポートを皮膚下に埋め込み、そこからカテーテルを通して血管内の静脈に栄養を取り入れる装置を付けたので、食事は慰め程度の物しか口にすることは出来なくなっている。

 

つい最近まで、食事をとることが出来ないと悲しがっていたのに、今では諦めたそうで、それが可愛そうに思う。食べる楽しみがないということは人間としての基本的なな欲求が奪われてしまうのだから。

 

さて、その病院では、院長と面談したとき、良くなることに越したことはないのだが、今までの治療を続けることが最優先される。だから、徐々に衰えていくこともあるということを理解してもらいたいと。何度も話す。

 人間の終わりを看取る病院なのだと認識するようにと言っているのだ。

 

伯母の場合、高熱が続き昏睡状態が続いていたのが、記憶と話すことがしっかりとして驚異的に回復したとはいうものの、確実に体の機能が低下してきているのだ。

穏やかに過ごせるように、出来るだけ顔を見せなければならないだろう。