haruの窓

北海道発

幸福度を高める教育

今日は雪がとにかく降った。

積雪量はそれほどでもないのだが、職場の窓から午前中はモクモクと。

昼には食事を取りに家に帰っているのだが、車には15㎝ほども雪が積もっていた。

職場の建物から丁度出てきたおばちゃんが、スノーブラシを車に積んでいないようで、手袋を履いた手で雪をホロっている。

ブラシ貸しますよと話すが、ワイパーでちゃっとやるからと。

家の前も同じほどの雪。

蕎麦を食べた後、除雪をしてくる。

 

さて、今日のニュースを見ていたら、安倍内閣の支持率が62パーセントで12月の調査より7ポイントも上昇したと。本当かよ。またまた世論誘導だな。

いくらでもこのような調査は数字の書き換えが可能だ。国民を意図あるところに導いていこうとする露骨な報道だ。

年賀状にも書いたのだが、知らないことは恐ろしいことでもある。

日本の報道、新聞やテレビなどは、もはやジャーナリズム精神など持ち合わせていないようだ。むしろ今の政権に荷担しているといっても良いだろう。

 

丁度、都知事選の候補者が出そろったような時を見計らって、こんな内閣の支持率発表などどう考えたっておかしな事だ。

 

 

俺がパソコンで見ている東京新聞にこんなコラムが載っていた。

 

【私説・論説室から】

幸福度を高める教育を

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2014011502000172.html

 

 「強い日本」を志向する安倍晋三首相。教育再生はその一環という。今年の年頭所感では「日本に生まれたことに誇りを持ち、高い学力と豊かな人間性を兼ね備えた人材を育んでいく」と述べている。

 教育基本法で定める教育の目的とは、戦後一貫して「人格の完成」である。最近はそれが「人材の育成」に貶(おとし)められている。個人の多様な価値ではなく、日の丸経済の歯車としての価値のみを優先する思想の表れだろう。

 成熟社会の景色を眺めれば、「強い日本」ではなく「幸せな日本」を目指したい。国家より人間本位の教育こそが重要だと思う。

 日本の一人当たりの実質国内総生産(GDP)は五十年余りの間に八倍に増えた。なのに、暮らしの満足度はほとんど横ばいだ。米国の経済学者リチャード・イースタリンが「幸福のパラドックス」と呼んだこの現象は、多くの国々が抱える切実な問題である。

 国連の世界幸福度報告書では、世界一金持ちの米国でさえ十七位、二位の中国は九十三位、三位の日本は四十三位。トップはデンマークで、上位十カ国中八カ国は欧州勢だ。

 近年の幸福研究では、衣食住が足りていれば、お金、物、地位、名誉ではさして幸福度は高まらない。人との助け合い、地域のつながり、自分らしさを大切にする生き方がカギを握るという。子どもの「幸福力」を培う教育への転換を考えるべき時代だ。(大西隆