haruの窓

北海道発

この不景気に160人もが職を失うことに

新聞を見て驚いた。

古平という町で、海産物の加工会社の7件もが倒産するというニュースが新聞に載せられた。

この町は、スケソウだらのタラコの加工が有名で、その他海産物の加工も行っているそれが町としての特色だとばかり思っていた。

しかし、経営が悪化し、2件の加工会社しか残らないようだと。

 

タラコも日本では最近あまりとれなくなり、ロシアなどからの原料の輸入に頼らざるを得ない上に、円安で購入するにも余計負担がかかり、それに九州の辛子明太子を作る会社と競合し、規模で勝る九州勢に太刀打ち出来ないばかりか、最近は中国産のタラコが輸入されるようになり、それらが以前のようなタラコの古平という名を奪い取ることになったという。

 

結構な数の人がその加工場で働いているのだが、その半数にもあたる160人もが離職することになるそうだ。

今の時期、なかなかすぐに職を求めたとしてもおいそれとは見つからないだろう。

これが引き金となって、他の分野に波及していくことも考えられる。

残念なニュースだ。