戦争法案審議 国会
国会の開会から時々国会中継を見たり、ラジオで聞いたりしている。
野党も攻め手を欠いている。岡田や前原、細野の質疑などは、相手の土俵に乗っかっての質疑だ。だから相手側も余裕で詭弁を弄しながら返答を返してくる。
共産党の志位はさすがだ。代表質問の他に、質疑にまで2日間も出てきて首相を責めている。
周辺情勢が変わってきているとして、新たな三原則に則って、日本人を守るためだとしているのだが、憲法を曲解して、ねじ曲げてまでしてどうしても集団的自衛権を認めさせようとしているのだ。
憲法学者たちがこぞって反対しているにもかかわらず、詭弁を弄して、砂川判決などをつまみ食いしてあたかも論理に矛盾がないとして正当であるかのごとく、何が何でも憲法解釈を正当化しようとしている。
中谷大臣などは、憲法の珍解釈をして、憲法を安保法制近づけていく必要があるような逆転の珍説まで話し出す。
それにも増して、安倍のひどさはここまで来ると、あきれ果ててしまう。いい物笑いの種でもある。「みなさん、学校で習いませんでしたか、人の話を最後までしっかりと聞きなさいと。ヤジを飛ばさないで、人の話を聞きましょうよ」と言いながら、辻本清美には、「早く質問しろよ!」 自衛隊員のリスクの大きい話をし出すと、「大げさだよ」と。平気でヤジを飛ばす。法案を提出しているのだから、宜しくご審議下さいというのが、政府の態度であるはずだ。丁寧に説明するとか何とか言いながら、していることは真逆ではないか。
謝罪をすることとなったが、大急ぎで書かれたものを読むだけ。あんなもの謝罪ではないだろう。
安倍政権の元で、学校の道徳の授業の強化が言い出され、道徳の強化科までが問題になっているのだが、こんな不道徳な詭弁を弄した、不誠実な男が何を偉そうに人の道など説くことが出来るのか。
我々は間違っているとは思いませんよ。私が総理大臣ですからと、志位委員長の質問に答えた安倍。
いい物笑いの種だな。我々日本人の恥だ。こんな男を総理大臣にしているのは。
千葉選出の民主党参議院議員の小西洋之って凄いやつだ。よく勉強しているし、攻め方もよく知っている。脅かすところは脅し、本気で話している。
そうなんだよ、まさに入り口での話が大事なんだ。憲法に抵触するんじゃないかとか、従来の法制局長官の見解と大きく食い違うとか、根底にある部分の論議が必要なんだ。