ある歌手の死
昨日、夜のニュースを見ようとテレビを付けたら,何と、浅川マキの訃報を告げている。死因は急性心不全だと。
ちょっとした集まりで飲んだ酒も醒める。
大学時代に、新宿文化劇場、確かATGと言ったと思うが、その地下にある蠍座という小さな劇場に出向いて何度も聴きに行ったことがある歌手だ。小樽の倉庫を利用したホールであった時も,聴きに行ったことがあったっけ。
大晦日の夜、朝の始発電車が出る時間までのコンサート。2時間近くも並んで入場した。そんな、オールナイトコンサートに何度足を運んだだろう。
時代の持つ,熱いものを求める熱気とでも言うもの、そしてまた癒されぬ思いを、彼女の歌を聴きながら包み込んでもらっていたように思う。
どんなに時代が変わろうとも,変わらぬものがそこにあった、浅川マキの世界というものは、そのような世界である。
先日亡くなった下原ともよく聴きに行った。
残念でたまらない。
カラオケに行っても,なかなか彼女の歌は歌えない。しかし、今夜は一人で聴いて過ごしたいと思う。
浅川マキの世界について書いている http://ekatocato.hippy.jp/artist/asakawa.html