haruの窓

北海道発

追悼

悲報を聞いて以来、帰宅してからは浅川マキの歌を改めて聴いて過ごした3.4日間だった。

昨日、実家に帰ってきたのを機に、娘にお気に入りの音楽をコピーしてもらった。

高校生の娘は、怪訝そうな顔をしてその作業をしていたに違いない。子どもたちの前でその歌を聴くことなどなかったし・・・。
感想などあまり言う子ではないが、黙ってCDを手渡すから、初めて聞いた歌だろうというと、うんと答えるのみ。


記憶の不確かさというものは残念なものだ。
71年に紀伊国屋ホールでのライブで、ガソリンアレイやオールドレインコートの歌を歌うあの場面、マキと客との掛け合いなどは俺がその場に確かにいたからよく覚えているのか、レコードを何度も聞いたから覚えているのかさえ不確かになってくる。


勤めてから、彼女と約束した紀伊国屋ホールでの待ち合わせに、その当時は携帯など無く、連絡をしようにも出来なくて結局すっぽかしてしまった記憶はあるのだが・・・。

しかし、非常に鮮明に覚えているので、きっとホールで聴いていたのだろう。


マキのライブは、本当にバックがすごい。特に、萩原信義の生ギターがなぜあんなにも心にからまってくるのか、すごいとしか言いようがない。
もっともっとどっぷりと浸っていたい世界だ。