haruの窓

北海道発

コーヒーミル

ネットで注文していたコーヒーミルが届く。
このミルは、先日、ニセコの高野珈琲店に寄った時に見せて貰ったもの。
ネットで調べたら、格安で売っていたので注文したものだ。

     


小さいが、趣もあり使い勝手もいい。


妥協してしまい、コーヒーミルを使わなくなり、挽いた粉を買うようになっていったのは、いつの頃からだろうか。
子どもたちが育ち盛りの頃からだから、もう20年ほどにもなるのか。

珈琲店からも足が遠くなり、そのうちに、つれ合いは次第に安い粉を買うようになっていき、俺もそれほどこだわりからかけ離れるようになっていったのだ。


それが、仕事から離れて、気分的に余裕の時間が出来、そして、先日の珈琲店の美味しい珈琲にふれ、何というか眠っていたものに火が付いたような気がしたのだ。


丁度、40年前、三島由紀夫が市ヶ谷の陸上自衛隊駐屯地乱入し、果ては割腹自殺をした日、新宿伊勢丹の売り場でその様子を見た日、珈琲道具やミルと豆を買ったのだ。



美味しい豆を買い求め、飲む時間を大事にしたいと思っているのだが。

それにしても三島の死後40年も経つのか。
あの時、防衛庁の一室で介錯された生々しい三島の首が写っている写真月刊誌の写真が未だに焼き付いている。