まるで3月の陽気
まるでこのところは3月の陽気そのものだ。
3月の中旬頃の冬から別れを告げ、春の暖かさを感じはじめる、雪国育ちの人間が心待ちにしているそんな穏やかな日だ。
家の中にいると日差しが入り込みストーブはいらないほどだが、外はまだまだ風が冷たく感じる。
愛犬を連れながら、凍った路を恐る恐る歩いてくる。
妹と娘が来るというので、連れ合いからうどんを打って欲しいと頼まれる。
妹にはお土産に持たせたいと。
娘には煮込みうどんを振る舞いたいと。
600グラムずつ、2回打った。
結構大変で、汗がしたたり落ちてくる。
妹が来て、息子の結婚式の打合せなどをしていると、2時間ほどの時間が瞬く間に過ぎる。
下の息子と小樽で待ち合わせ、雪明かりの路を見ていくといいながら、慌ただしく帰って行く。