haruの窓

北海道発

降り続いた長雨

とにかく降り続いた雨だった。
北海道では、2日の先週の金曜日からだから、6日間と言うことになる。
途中で収まった日もあったが、うんざりする毎日だった。


折からの速度が遅い12号台風が紀伊半島を直撃し、被害も死者・行方不明者も平成に入り最大だという。100人を超えたという。

土砂崩れで川がせき止められて川の水がたまる「土砂ダム」ができ、4箇所で決壊する恐れがあるともいう。地震による災害も勿論だが、改めて雨による被害の甚大さに、災害防止の緊急避難マニュアルを見なおさざるを得ないと、自治体の長が語る所もあった。


この後志地方だって、積丹町美国では、全道一の大雨だったし、
神恵内村での土砂崩れによる通行止め、岩内町来電方面、島牧村までの通行止め、
喜茂別町でも避難命令、ニセコ町だって西富地区では16戸への避難命令が出たという。

ニセコ町喜茂別町は、清流日本一で、幻の魚イトウの生息が確認されたり、今ではめっきり少なくなったヤツメウナギの生息地でも知られている、尻別川の流域の地だ。
アウトドアシーズンには、修学旅行生や一般客がラフティングなどを楽しむ川でもあるのだ。
この川の水かさが増したのだ。


俺の住む町でも、床下浸水で消防車が出動したり、隣の家では道路より下の車庫に雨水が流れ込み、
ポンプでかき出していたし、事務所の隣の部屋では、土嚢を運ぶ仕事があるかもしれないと身支度を調えた職員もいたのだ。


倶知安ニセコは、これからがジャガイモの収穫期。
畑が冠水しているところが多いという。果たして収穫は大丈夫なのだろうか。
腐りはしないのだろうか。



震災後あれこれと避難について話し合ったのだが、我が家でも何一つ準備などしていない。
連れ合いが、水を買い込んできているだけだが、こんな恐れがあるのだ。
食料品の用意などあれこれと考えねばならない。