haruの窓

北海道発

TPP交渉参加を表明

タイトルの文字が1面に。昨日の道新。
エッと思って記事を読んだら、G20で表明をするという。
日本の態度を迫られ、もうこれ以上の表明遅れは、交渉の障害になるという。
交渉にも参加しなければ、詳しい内容も知らず、判断する際の議論の余地がないという。


詭弁を弄して国民をだましているとしか言いようがない。
前原の、都合が悪ければ参加を見合わせ離脱すればいいという論理で説明している。
交渉に参加して離脱をすることなどあり得ないと、玄葉が言っていたではないか。
仙石が軽井沢の講演で、反対しているJAの主なものを何人かを丸め込めば,
反対論など萎んでしまうとも語ったそうだ。

あの手この手を使ってTPP参加をごり押ししようという腹だ。


このTPP、東北地方太平洋沖地震が起こってから全く話題にものぼらなかったが、
実は着々と準備が進められていたようだ。
表明ギリギリまで意図的に話題にしなかったとしか考えられない。

じつはこれ、アメリカのための協定だと言うこと。
アメリカの論理をごり押ししようという協定だと言うこと。


野田内閣のアメリカのポチたちが、一斉にアメリカのために言い出している。
アメリカが掲げる新自由主義の日本の代弁者たち。
郵政を民営化し、アメリカ資本に日本を売り渡した平中平蔵に繋がるものたち。
それが、今日本の政府を牛耳っているのだ。
日本のためと言うより、アメリカのために働いているいる奴ら。
そして、自己責任を強調する。
自己責任など出来ないようにして、その他大勢の人たちを自己責任の名の下で切り捨て、
格差社会を一層進めた奴ら。

日本の農業も医療も、アメリカのための市場開放を進められ、
菅が言った、「平成の開国」どころか、「壊 国」に向けて走っているように感じるのは俺だけではないだろう。



経産省から京都大学に出向している中野剛志准教授が、分かりやすくTPPの問題点を説明している。
【2011.10.24 超人大陸】京都大学大学院准教授 中野剛志氏
http://nicoviewer.net/sm15973549

彼は、27日のフジテレビ小倉智昭の「とくダネ!」で、フジテレビの笠井信輔アナウンサーが,
TPPについての賛否両論を視聴者向けに解説していた時、
メディアは間違ったことばかりを報道するんじゃない、と一喝したそうだ。


敬愛する内橋さんのラジオ放送。『大詰めを迎えた“TPP論議”〜農業分野に問題を矮小化する推進派の異様さ』(NHK)
http://www.nhk.or.jp/r-asa/businesswm10/4b2.asx