haruの窓

北海道発

早い餅つき

母の入所するホームで今年もまた餅つき会が開催された。

去年は、母が風邪で餅つき会場には行けなかったので、妹と部屋をすっかりと整理して帰ってきたのだ。

あれから一年。


去年も足は痛がっていたのだが、それが、一層悪くなって歩くのも辛そうになった。
朝、玄関近くまで新聞を取りに行くのも大変だと話しているし、下の失敗もするようになった。


連れ合いや子どもたちは行けなかったのだが、妹が来た。

ボランティアの方々もたくさん来ているのだが、入居者の笑顔が少なくなってきている。
母もそうだが、30分ほどで飽きてきているのを感じ、部屋に戻る。


こんなにたくさんの食事が出る。
一人では食べきれない量なので、三人で分けて食べてくる。
小さく切った雑煮は美味しかったし、醤油と砂糖で絡めた餅も美味しかった。

鮭の醤油漬けも出たのだが、こんな魚じゃなくてホッケの頭の煮付けが食べたいと言い出す。


たくさん採った秋の大根の話。樽にたくさん漬けた漬け物の話、半身丸ごと漬けたホッケの飯寿司などの話で昔を思い出す。
俺は忘れているのだが、妹はよく覚えているものだ。


母が大晦日の家に来る話を持ち出す。
面倒なのだ。準備をして出かけるのが。