haruの窓

北海道発

本当にこの国は

本当にどうしてこの国は、報道が画一的で政権の意のままの報道をするのだ。


俺もあまり好きな男ではないが、
鳩山が外務顧問としてイランに直接出向いて核兵器開発を止めるように話しに行くと言うことを、
同じ党からも、新聞でもテレビでも可笑しい可笑しい、もう賞味期限の切れた男が勝手なことをするとばかりの大合唱。
このような日本人の大政翼賛的な有りようが危険な道を突き進むことにつながるのではないか。


何かと言えば、首相を降りたら次期総選挙には出ないと言ったことを持ち出して、
二枚舌だとか、卑怯者といったレッテル張りをしている。
マスコミのどれもこれも同じ論調だ。


外交だって、様々なチャンネルを持っていることが必要とされるのだ。
そのようなことを今までしてきて、今度はそのことを批判する。


日本はイランと友好国だ。
石油資源を豊富にもつ国で、良好な関係にあるのに、
アメリカが自分の意のままに動かないからと言ってイランに制裁を加えようとしているだけではないか。

それに同調しない日本を非難して同調させ、アメリカの意のままに世界戦略を立てようとすることに、
自主外交など出来ない日本が、アメリカの片棒を担いでいるに過ぎないのではないか。


日本には真のジャーナリズムなんて存在しないのではないか。
そんなニュースを見た人が、新聞の投書欄に鳩山のイラン訪問を批判して書いている記事もあった。
だまされちゃあいけないんだ。


さて、鳩山の話にももどるが、
民主党が政権を取り、彼が首相になった時、
[コンクリートから人へ]とのキャッチフレーズで政治を語った時、
どれほどの人が民主党が政権を持つことはこんなにも政治を変えるんだと、
抑圧されていたものから解放される思いに浸ったことだろう。


沖縄の米軍基地にしても、国外に、最低でも県外にと語るのを、
特に沖縄の人たちはどれほど喜んだだろう。

それが、米軍の逆鱗に触れ、その逆襲にあったことが結局彼を優柔不断な政治家と評したのではなかったか。

彼はアメリカに恫喝され、官僚に反撃され、民主党の反自主外交派にしてやられたことにあるのだ。 
まさに壮絶な敵に彼は負けたのだ。


それを忘れちゃあいけない。 
その後の菅、野田政権を見るならば、民主党政権になり高揚させた気持ちとは裏腹な、
何かしら意図的な政治が行われていることはおわかりになるだろう。
小沢外しはまさにアメリカや官僚に都合が良いからだろう。


税と社会保障の一体化なんて、本質的な論議すらしていないじゃないか。
増税ありき政治なのだ。

こんな3.11後の日本に、アメリカは平然と沖縄の基地修理費を何千億円も要求してくるなんて、
いい加減に目を覚まさねばならない時が来ているのだろう。