haruの窓

北海道発

沖縄返還40年

昨日は、沖縄復帰40周年の記念すべき日として、盛大に式典が行われていた。
野田も出席し言葉も述べている。

しかし、太田昌秀元知事は欠席をするなど、
式典会場の外では沖縄から米軍の撤退を求める集会が開かれていた。
沖縄問題とは、日本に復帰したことが喜ばしいのではなく、
沖縄が日本に復帰したとしても、
日本の差別構造の中に組み込まれてあると言うことが問題なのだ。
日米地位協定での不平等協定そのものが問題であり、
それを放置し続けてある日本の政治構造が問われているのだ。


朝、ネットで見た毎日の記事に、
鳩山が「今でも最低でも県外」であるべきだと思っている、
あの時自分が官僚や政治家の壁を突き崩せなかったことを後悔していると話したことを伝え、
あの鳩山が、混迷を極めさせた元凶であるのにと批判するニュアンスの記事が載っていた。


しかし、鳩山は自分の気持ちとしては県外移設を打ち出したが、
アメリカや官僚の壁を打ち崩せなかったのだ。
俺は、その鳩山が言い出したことが契機となり、
より一層、県外移設運動が沖縄県民に盛り上がることになっていったのだと思う。 


昨日と今日のNHKラジオの「ラジオ深夜便」で、
元沖縄県知事太田昌秀(現在は太田平和総合研究所長)が、
ゲストとして沖縄問題とは何かと言うことを30分ほど2日間にわたって話していた。


彼は今は87歳だそうで、今でも沖縄の差別的構造を分かりやすく話し、
これからの沖縄をどのようにしなければいけないのかを熱く語っていた。

この年齢になられても沖縄とは何かを研究して広く知らしめようとする話に心打たれた。
このインタビューの内容を、何かに収録できないのか。
テレビででも放映してほしいと思うのだが、貴重な話だった。