haruの窓

北海道発

なぜ今道徳なのか

 昨日の夜のニュースを見ていたら、文科省の有識者会議「道徳教育の充実に関する懇談会」で小中学校の「道徳の時間」を数値で評価を行わない「特別な教科」に格上げして、検定教科書の使用を求める報告書案を公表していた。

 年内にも最終報告を取りまとめる。文科省中央教育審議会の議論を経て早ければ平成27年度にも教科化する方針だという。これは、安部の第1次内閣の時でもそうだったが、安部が何としてもやり遂げようという意図が感じられる。

 教科化の理由として、他教科に比べて軽んじられ、実際には他の教科に振り替えられているなどの課題を指摘。抜本的な改善と充実を図るには教科化が適当としたと、短絡的に結論を急いでいることには別の意図が隠されているように思う。

 

 抽象的な美辞麗句を並べ立てて話すことが好きな安部にとっては、国にとって都合の良い人間を育て上げる、つまり洗脳することが大きな目的なのだろう。

 

 民主的なとはどんなことかも問うこと無しに、自分の思うようなことができないことに苛立ち(あのぶっきらぼうな下を向いて書面を見ながら喋りまくる国会答弁からも明らかなように)丁寧に説明して同意を求めながら政策を推進しようという姿などは微塵も感じられないことからも分かるだろう。つまり、自分のやりたいことを上から押しつけようとする姿勢にそれが現れているではないか。国会の機能を軽視し、各委員会には首相は出席しなくても良いように画策したり、国会開催中に外国訪問を出来るようにするだとか、彼の言動から分かろうというものではないか。

 最近では、中立であるべき、NHKの経営委員に自分の息のかかった人間を送り込もうと画策しているようだし、彼の本質は「美しい国日本」を作るためには危険すぎるほどの人物であろう。

 

 最近の「阿修羅」には、責任を取るべき東電元経営陣の動向がのっている。

勝俣恒久会長(日本原子力発電の社外取締役に再任、現在家族と共に海外在住)

清水正孝社長(富士石油の社外取締役に天下り、現在家族と共に海外在住)

武井優副社長(アラビア石油の社外監査役に天下り、現在家族と共に海外在住)

宮本史昭常務(日本フィールドエンジニアリング社長に天下り、現在家族と共に海外       在住)

木村 滋 取締役(電気事業連合会の副会長に再任、現在家族と共に海外在住)

藤原万喜夫監査役(関電工の社外監査役に再任 現在家族と共に海外在住)

 

   こんな奴らにこそ道徳教育が必要なのではないのか。