haruの窓

北海道発

ある死

朝、新聞の死亡覧を見て絶句する。

43歳知人の死。

いつもニコニコとした笑顔がすてきな姿しか知らないために急な病にでもと考え、知人に電話。

そうすると何と、自ら命を絶ったのだと。

障害を持っている子のことで悩んでいたそうだと。

 

俺が退職する前、5年間ほど毎年の年中行事に、その子どもを連れて参加しているので俺は会っていたのだ。一緒に写真を撮ったりと。

 

一人で抱え込んでいたのだろうか。

 

通夜にはたくさんの母親とおぼしき人たち、下の子の同級生らしき中学生の姿がたくさん見られた。

祭壇に飾られたあのニコニコとした彼女の遺影が何ともこの場にふさわしくないものに見える。 なぜなんだと、何度も思いながら座っていた。

実に悲しい死である。