haruの窓

北海道発

叔父、叔母を連れて

叔父も89歳になるが、先日来た時に、積丹や生まれ育った泊を見ておきたいというので、

急遽、10日、11日と岩内に一泊しての積丹半島を巡ることにした。

叔母も先日転んだと言って杖を持ち、叔父よりも足下が危なっかしいような状態だった。

 

気温が低く、風もあり、肌寒い日であったが、

連れ合いを合わせて4人で10時半頃に出発したのだが、だいたいのところはカット、前に見たからいいというし、積丹岬に向かう。

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この海の色が、積丹ブルーと呼ばれる積丹を象徴する海の色だ。

 

ここから遊歩道が付いていて、島武意に向かうことができるらしい。

俺も子どもたちが小さい頃にこの場所に来たことがあったきりなのだが、

もう少しゆっくりと見たいところでもある。

 

余別の神威岬に寄り、賽の河原に。

20年ほど前に積丹半島一周出来る道が出来た頃には、

ここに大がかりなお土産店が出来たのだが、今はもう廃屋としてその骨格が残っているのみである。

観光シーズンでも、もうこの賽の河原は通過地点になってしまっているのだろうか。

 

神恵内は叔父にとって懐かしいところであるようだ。

観光ホテルに勤めていた頃、風景の美しい神恵内に注目して、用地買収やホテル計画のプランを作って何度もこの地に赴き、親会社を説得しに歩いたらしい。

結局、計画が実現することはなかったのだが、今でも忘れられないところでもあるのだろう。

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泊では墓参りをしたり、知り合いのところに寄ったりとして、4時頃には岩内の高島旅館に着く。

 

この旅館は、海産物をド~ンと提供する旅館として知られているのだが、叔父叔母も一度来てみたかったところらしい。連れ合いも来る機会がないまま初めてなようで。

俺は、島牧で営業していた頃にも行ったし、岩内に出来てからも職場で2、3回使っている。

 

夕食時には、上の娘も合流して5人で食事となる。

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当時と変わらない、素材そのものを生かした料理だ。

・刺身 (北寄、ボタンエビ ホタテ)

・炭火焼き (アワビ ホタテ)

・活け作り (ヒラメの刺身)

・酢の物 (なまこ)

・鍋 (ソイ ホタテ ハマグリ あさり かに足 野菜など)

・焼き魚 (もんけ)

 

アワビはそのほかに生で食べるようにも付いてきていたが、歯が悪い、もうたくさんとかで俺に集中。ずいぶん俺は食べた。そのほかに、アワビのうろ(肝)まで付いてきて。

海のものを食べたい人には、最高のところだと思う。

しかも、こんなに食べて安いのだ。良心的なところでもある。

しかし、俺は少し手を加えた海産物の料理のほうが好きだ。

小さい頃から目の前の海で夏には毎日のように潜って取っていたから、実は何かお金を払ってまで食べたいとは思わないのだ。

 

食事後娘を見送る。