haruの窓

北海道発

報道はそんなに喜ぶべき事か

関口のサンデーモーニングで、寺島実郎が語っている。

先週、野田がアメリカを訪問し、日米共同声明を発表したことに関し、
共に同盟国として確認し合ったことが素晴らしい成果のよう伝えられているが、
実は気をつけなければならない内容が含まれているとして、問題視している。
日米の親密さをアピールしているが、
その内実を知らねば落とし穴に落ちかねないと言うことだ。


一つ目は、日米が共に協力体制を組みながら、諸外国に技術協力をする内容になっているが、
それは原発の建設にも諸外国に共同で売り込もうという内容を含んでいること、
それを実はきちんと押さえておかねばならないということ。
国内にあっては脱原発や、原発の是非が問われている時に、
一方ではそれを外国には売り込もうとしている矛盾を突いている。


二つ目は、沖縄の基地移転について、アメリカ側はかなり弾力的に考えているのに、
あくまでも辺野古にこだわっているのは日本なのだとも指摘し、
日本の認識のズレを鋭く指摘している。

実は、寺島は、日本の外国との交渉があまりにも幼稚すぎると言っているように聞こえる。


報道されることと報道されていないことがあると言うことを知るべきである。
意図的に我々を操ろうとしているのではないのか。


世界を相手にと言うと、我々は念頭にアメリカを置いているが、
アメリカに追随することが世界ではないと言うことを認識すべきなのだ。
TPPはアメリカに都合の良いような内容になっていると言うことを知るべきなのだ。
アメリカにとり、医療や農業だって、日本などどうなろうと知ったことではないのだろう。
フクシマで、友だち作戦なるものを展開したが、あれだって懐柔策のひとつなのだと言うことを知るべきである。